【最新版】2020年6月掲載情報を更新。

ジェネリック医薬品とは

ジェネリックって一体どんなお薬なの?と疑問を持った方も多いのではないのでしょうか。

薬局では「ジェネリックでいいですか?」と聞かれた経験のある人も多いはず。

そこで今回は、ジェネリック医薬品についてわかりやすく解説していきます。

ジェネリック医薬品とは、何か?

ジェネリック医薬品は、「後発医薬品」とも呼ばれ、後発と言うからには、先発の医薬品が存在します。

先発医薬品(新薬)とは、その名の通り先に作られた新しいお薬のことを指し、開発した製薬会社が独占販売しているものです。

一方の後発医薬品とは、先発医薬品の独占販売期間が終了し、つまり特許が切れた後に販売されるお薬を指します。

特許が切れるということは、開発した製薬会社以外の会社が、製造・販売する権利を得られるという意味です。

基本的に新薬とジェネリックの有効成分・品質・効き目・安全性に違いはありません。

様々な基準や規制をクリアし、原則同一のものであるということを国から認められたお薬だからです。

新薬とジェネリックの違い

先程述べたように先発と後発で、有効成分、効能・効果、用法・用量に変わりはありません。

大きな違いを挙げると、新薬に比べてジェネリックは低価格で販売されているという点になるのですが、

低価格での販売が可能なのは、開発費が抑えられるためです。

新薬の開発には、9〜17年ほどの期間と数百億円もの莫大な費用がかかるため、販売価格は上がるものです。

対してジェネリック医薬品は、すでに安全性・有効性が確認された成分を使用して開発するため、約3〜5年と開発期間が短くなり、その分販売価格も抑えることが可能になります。

また、ジェネリック医薬品も新薬と同等の成分で作られるため、副作用にも違いはないとされています。

薬の形状や色や味、添加剤は異なる

薬の効き目や安全性に変わりはありませんが、販売する会社によって、形状・色・味・添加剤は異なってきます。

成分は同一のハズなのに、なぜこれらは異なるのか?以下3つの理由が挙げられます。

・別の販売会社が特許を持っていて使えない添加剤などがある
・飲みにくい薬を飲みやすい味や形に改良している
・安全性を上げるため

ジェネリック医薬品は、効き目や安全性が同等であることを確認するため、多くの厳しい基準や試験にクリアして初めて販売されます。

そのため、効き目や安全性に影響しない範囲でしか、変えることが出来ないようになっています。

ジェネリック医薬品のメリット

ジェネリック医薬品を使うとコストが圧倒的に安くなるという大きなメリットがあり、価格は新薬の約2〜5割程度です。

慢性疾患で長く薬を飲み続けなければならない人や、何種類もの薬を飲んでいる人は、特にコストの安さを実感しやすいのではないでしょうか。

また、患者さんが飲みやすく、使いやすく工夫されているのも大きなメリットです。

ちなみに、薬の形状には、以下のようなものがあります。

・錠剤
・口腔内崩壊錠(水なしで飲める)
・カプセル剤
・注射
・目薬
・貼り薬

「苦くて飲めない」「錠剤じゃなくて粉なら飲める」などの意見を取り入れながら、ジェネリック医薬品は新たに開発されています。

ジェネリックのデメリット

製薬会社の供給が間に合わず、新薬を買うことになる可能性が捨てきれないのはジェネリックのデメリットです。

また、飲みやすい工夫(例えば、水なしで飲める錠剤)を施した開発が間に合っておらず、新薬と同じ形状で飲まなければならないという可能性もあります。

ジェネリックだから必ずしも飲みやすくなっているとは限らないということです。

納得した上で薬を使用しましょう

よく薬局でジェネリックを勧められるのは、医療費が抑えられるためという理由が大きいことがわかりました。

患者さんにとっても国にとっても医療費の負担が軽減するのは、大きなメリットではないでしょうか。

ジェネリックの使用割合は、年々高まってきていますが、もし疑問や不安のある方は、医師や薬剤師に質問して納得した上で薬を使用しましょう。

この記事の筆者は総合病院において勤務経験を持つ、看護師「まいさん」による記事です。何かのご参考になれば幸いです。
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